システム開発を行う際、基本的には個人ではなくチームで作業を行います。そこで重要になるのは、プロジェクトを成功させるための開発チーム作りです。システム開発の技術が高い人材だけではなく、総合力が欠かせません。目標の設定と共有やバランスが良いこと、コミュニケーションが取りやすいといった、最低限この3つは必要です。
当たり前ですが、開発チームの目標と共有が必要です。初めに目標を設定し、チームのメンバー全員にプロジェクトを共有しましょう。また、チームでグループチャットなどを作成し、進行具合だけではなく、変更点なども常時共有していきます。バランスも必要です。チームで動くからにはリーダーだけではなく、エンジニアでも各得意分野ごとの人材が必要になります。たとえば、インフラエンジニアだけでは一つのプロジェクトは完了しません。ほかにもデザイナーが必要だったりと、バランスの良いチーム作りが重要です。
そしてコミュニケーションですが、チーム内でさまざまな意見が出なければ、良いチームにはなりません。プロジェクト内容だけではなく、プライベートなコミュニケーションが行われることで仕事もスムーズに進みます。反対に、コミュニケーションが取れていないチームの場合は、プロジェクトが上手く進まないことも珍しくありません。
特に、「心理的安全性」が重要です。これは、自分の考えを安心して発言できる状態のことであり、アイデアや質問など、提案や話しやすい状況を作り出します。まずは、プライベートな会話も取り入れつつ、上司が声かけを頻繁に行うなど、積極的に発言できる環境づくりを心がけましょう。