エンジニアは技術職であり、プログラミングができることから仕事は安定していると考えられます。しかし、IT業界の移り変わりは激しく、10年もあればなくなる仕事も出てくるでしょう。ITに関わる仕事が全てなくなるということではなく、なくなる業務も出てくるというのが正しいかもしれません。
これからもエンジニアとして仕事を続けるためには、技術と知識に加えて、経験も必要になります。これらを合わせてスキルセットと呼び、最低限のITリテラシーとプログラミングスキル、さらにコミュニケーション能力が必要です。ITは日々進化しているため、プログラミングと合わせて常に勉強し続ける努力が欠かせません。コミュニケーション能力はエンジニアに関係がないように感じるかもしれませんが、取引先とのやり取りだけではなく、チームでプロジェクトを進める際にも必要なスキルです。
特に、直近では2025年問題が日本経済に大きな影響を与えると考えられており、企業のDX化が急いで進められています。DXは企業がITの力を導入するものですが、ここにもエンジニアは必要不可欠であり、リーダーであれば企業の方向性なども一緒に決めていくことになるでしょう。
大きく言うと、経営コンサルタントに近い役割とも言えるため、プログラミングだけできれば良いという時代は終わるかもしれません。現在でもさまざまなスキルが求められており、これからはさまざまなスキルセットを持つエンジニアが仕事を続けられる環境になる可能性も十分にあります。